2014年5月11日日曜日

【日本裏観光地Vol.1】サブカルチャーの聖地中野ブロードウェイ「まんだらけ 変や」



みなさんが、日本の観光地と言って思い浮かべるのは、どこだろうか。一般的に挙げられるもの、人々がこぞって足を運ぶその場所は、きっと誰しもが一度は耳にする王道なスポットである。今回は観光ガイドさんが教えてくれないような、日本の日陰の部分にあたるコアスポットに焦点を当てていく。





出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/中野ブロードウェイ

とは言うものの今回紹介するスポットはサブカルチャーでは知る人ぞ知る東京の中野ブロードウェイの中にある。

中野ブロードウェイは東京都中野区中野五丁目にある複合ビルである。低層階はショッピングセンター、中・高層階は集合住宅となっている。



その4階に位置する「まんだらけ 変や」

ジャパニーズ・ポップ・アンティークを大集結させた店。
とのこと。

まんだらけは日本全国に店舗を置く古本チェーン店である。古本が主体だが他にもフィギュアやおもちゃ等、あらゆる貴重な品も取り扱っており、その一角としてここ変やが存在する。


入り口の鳥居の隣にいるテラノサウルス・レックス''スタン’’はインパクト大である。そんな目玉商品を横目にさっそく店内へ。


店内は近未来を描いたような無機質な内装に、レトロなBGMを添えて、これまたレトロな看板が壁に所狭しと飾られている。


そして当時取り扱っていたおもちゃがショーケースに並べられている。もちろん今ではプレミアとなった貴重な商品まで取り揃えてある。


実はここ「まんだらけ 変や」は2012年10月13日に拡大リニューアルオープンをしており、改装する前の店



こんな感じであった。


今回は「まんだらけ 変や」にスポットを当てているが、中野ブロードウェイには他にもバラエティに富む店がいくつも点在している。当時人気を博した懐かしアイテム、美少女戦士グッズ、素朴な喫茶店、格ゲーフィールドで闘う青年達。


おもむろにいる宇宙人等。


2008年7月3日にスクウェア・エニックス社より発売されたニンテンドーDSソフト「ナナシノゲエム」には中野ブロードウェイが舞台として登場している。

最近のアニメや漫画の商品も扱ってる店も多々あり、あの時手に入れられなかったグッズを安価で入手できたりするのだ。まさに「宝探し」という言葉がしっくりくる聖地である。



しかし、奥へ進めば進む程、シャッターで閉ざされた場所も見られる。週末賑わいを見せながらも陽の空気を醸し出さない中野ブロードウェイ。閑散と繁忙がひしめき合いながら時代に取り残された、嘗て子供だった大人に刹那の彩りと安らぎを与えてくれるからこそ、この場所は聖地と呼ばれ続けているのかもしれない。

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