2013年9月27日金曜日

【閲覧注意】殺人ピエロ ジョン・ウェイン・ゲイシー(John Wayne Gacy)


演劇やサーカスに登場し、人々を楽しませてくれる愛すべきキャラクター。そんな道化師は、ある1人の殺人者を発端に恐怖の対象へと姿を変えてしまった。今宵はキラークラウンことジョン・ウェイン・ゲイシーに焦点を当ててみよう。



ジョン・ウェイン・ゲイシーは33人の少年への性的暴行及び殺害を繰り返した連続殺人鬼だ。チャリティー活動に熱心だった彼はパーティーに道化師の姿で登場する事が多かった為にキラークラウンという異名を持っている。

彼は1942年3月17日アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに生まれ、心臓疾患があると診断されて以来、父であるジョン・スタンリー・ゲイシーに見限られ、度々虐待を受けながら育ってきた。そして病弱な彼に向かって「クズ」「間抜け」「親の気を惹いてやがる」などの辛辣な言葉を放った中に「お前は同性愛者になるのさ」という罵りは皮肉にもやがて真実へと姿を変えるのであった。




最終的に家を追い出される形となったゲイシーだが、父の事は心から愛しており、いつか認めてもらおうと必死に働き続けた。彼は成人してからはセールスマンとして功績を修める一方で徐々に同性愛の方にも目覚めていた。優秀な実業家でもあったが、フライドチキンの店長になってからは、アルバイトの少年に頻繁に手を出すようになったのである。


評判の良かった息子に対して、一目置いていた父スタンリーは後にゲイシーが少年暴行容疑で逮捕されてからの間に、失意のうちに亡くなった。





それから人生の歯車は狂い出す。パーティーで少年あさりをするようになった翌年に最初の殺人被害者が現れる。
それはパーティーで出会いベッドを共にした青年だった。早朝にゲイシーが目を覚ますと、その青年がナイフを持って立っているのを見てパニックを起こした彼は、格闘の末青年を刺し殺してしまう。そしてゲイシーは台所の机の上に調理されたサンドイッチが置いてあるのを見つけた。そう、青年はゲイシーの為にサンドイッチを調理しており、ナイフを持ったままゲイシーを起こそうとしていただけだったのだ。ひどく動揺したゲイシーは死体を床下に隠した。この事件以降、殺人が習慣となっていったのだ。

被害者は述べ33人にのぼった。しかし、悪行も長くは続かなかった。1978年ゲイシーの会社にアルバイトの面接に行ったまま行方不明となった少年、ロバート・ピーストの捜査でゲイシー宅を訪れたデス・プレーンズ警察の警部補ジョゼフ・コゼクサックはある事に気付いただ。部屋全体に漂う異様な臭気。そう、ゲイシーの家からは死臭がするのだ。日常的にも異常な行動が目立っていたゲイシーは麻薬不法所持の現行犯で逮捕され、コゼクサックは家宅捜査令状を手に入れた。そしてゲイシー宅へ再び足を踏み入れると、床下から29体の遺体が発見されたのだ。残りの4体はスペースがなかったため、デス・プレーンズ川に捨てた事が明らかになった。




逮捕後のゲイシーは「自分は多重人格である」と主張した。その中で自分に興味を持ち手紙を送ってきたジェイソン・モスという当時18歳の少年と文通を始め、面会をする事となる。しかし、感情を抑えきれなくなったゲイシーはジェイソン・モスをカメラの死角に誘い込み34人目の被害者にしようと企みたが、看守の目に触れて未遂に終わった。この事件が決定的となり、1994年5月10日深夜、ジョリエット刑務所にて、死刑が執行されたのである。


ここからは余談だが、彼が生前に描いたいくつかの絵はマニアの間で高額で取引されているようだ。ジョニー・デップが購入したという有名な話もある。
道化恐怖症の人は要注意の映画「IT」に登場する殺人鬼ペニーワイズのモデルになった人物もなんと、ジョン・ゲイシーなのだ。ゲイシーの恐怖の種を植え付ける能力は生前、死後もすさまじい影響力を誇っている。


最後に、生前ゲイシーはこういう言葉を残していった。

「アイツらは何の意味もないガラクタだ」



出典:http://www5b.biglobe.ne.jp/%257emadison/murder/text/gacy.html

http://bizarremurdercase.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
http://blog-imgs-54.fc2.com/b/i/z/bizarremurdercase/20120519225313031.jpg
http://tkr2000.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/it2-11b9.html
引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・ゲイシー

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