彼の名前はビョルン・アンドレセン(Bjorn Andresen)1955年1月26日、スウェーデンのストックホルムに生まれた美しい少年。歌手、俳優として活躍しています。
亜麻色の髪に抜けるような白い肌。触れてはならぬような気高き美しさを兼ね備えた少年。どこか憂いを帯びた瞳の訳は、5歳の時に父に捨てられ、それが原因で母も自殺してしまうという不幸な幼少時代を祖母と共に過ごしてきたからでしょうか。
1970年、監督であるヴィスコンティが『ベニスに死す』映画化の為に、主人公の作曲家を虜にする少年タジオ役を求めてヨーロッパ中を探していました。当時、まだ友人とバンドを組んで歌っていたアンドレセンがヴィスコンティの目に止まり、数多くの候補者の中から選ばれたのです。
ビョルン・アンドレセンのその後は、 1983年に結婚して息子が生まれるが、病気で亡くしており、それが原因で離婚していました。しかし現在は復縁し娘と妻と共にストックホルムにて暮らしているとの事。今では年相応の姿になりましたが、そこはかとなく当時の面影を感じさせます。
現在のビョルン・アンドレセンさん。