こちらのフレームを持った少女の写真の奥に広がる景色。どこか寂しくも懐かしいような感慨深い気持ちにさせられますね。絵画のような繊細さを表現した１人の写真家に今日は着目します。
こちらの写真、フランスの写真家Victoria Audouard（ビクトリア・オウドゥアール）さんの作品。少女は外の世界から見ている人へ向けた背景を彼女自身を盾としてしている姿は実に不気味なものです。
ビクトリアさんのこういった発想は自身の夢や悪夢から来ると語っています。その実体のない夢というもの、気持ちを表現、且つ維持したいという意思が言葉あらずとも伝わってくるものですね。
このシリーズ作品の他にもビクトリアさんは儚げな写真を多々残しています。その作品の表現は周りに伝える為でもあり、自分自身を確かめるようなものなのだと思います。
出典：http://www.mymodernmet.com/profiles/blogs/victoria-audouard-mirrors
ビクトリアさんの作品：http://500px.com/vicoton
