2013年7月13日土曜日

アルファベット順に子供が死んでいく絵本「ギャシュリークラムのちびっ子たち」

















結構以前から有名になっておりましたある一冊の絵本。実はこの絵本、子供向きとは思えないようなとてもダークな内容なのです。


著作:エドワード・ゴーリー
『ギャシュリークラムのちびっ子たち』

この物語、A~Zまでのアルファベット順に子供達が不憫にもひたすら死んでいくだけというお話なのです。



「Dはデズモンド そりからなげられ」



「Eはアーネスト モモでちっそく」




「Aはエイミー かいだんおちた」



「Tはタイタス どかん! こなみじん」



「Hはヘクター ごろつきのえじき」


素朴な絵のタッチは狂気すら感じさせます。子供達は別段悪行をしている訳でもなしに、悲惨な結末を迎えていきます。そんな所がブラックユーモアといいますか、皮肉な笑いをかきたてられます。


残酷でありながら、どこか惹かれていってしまう。エドワード・ゴーリーの書く物語にはそんな魅力が詰まっております。



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